競輪

【別府競輪(ナイター)FⅠ】強風の開幕戦は自力同士で決着 勝った相笠翔太は7着地獄から脱出

【記者コラム・森川和也の追走一杯】

 これが別府特有の強風だ。バック向かい風2.5メートルの中で行われた開幕1Rは、先頭から12車身以上も離れた6番手の相笠翔太が2角過ぎから捲って1着。打鐘を目掛けて一気にカマシた大谷靖茂(42)=愛知・93期=は、上がり13秒6で2着に粘った。


 2着の大谷は、当地トータル10場所で5度の優勝歴がある別府の特性を知り尽くした男。「風は好きじゃないけど、みんなよりも苦手じゃない」と、3番手に入った峯口司に反撃を許さないだけでなく、番手の山本隼人をツキバテさせる果敢なアタックで初日の連続2連対を「7」に伸ばした。


 勝った相笠の上がりは12秒4。風の影響でタイム自体は平凡だったが、鮮やかな豪快弾がさく裂した。「みんなが脚を使っていたからですよ」と見事な白星にも謙そんしたが、「成績が良かったときのフレームに換えていい感じでした」。前回平塚の7着地獄(7、7、7着)から気配が一変し、笑顔を振りまいていた。▼2日目準決3Rの大谷は、92.04点の布居大地マークで最高の目標を得た。〝ドル箱バンク〟の当地で優出は外さないか。6=4-127。
▼12R(元砂勇雪)初日に出し切れなかった田中大我が思い切って駆ければ、番手回りでビッグチャンス。7-45-1345。
 

■別府競輪 ニュース一覧

初日1Rで1着の相笠翔太(左)と2着の大谷靖茂

 

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