【別府競輪(ナイター)FⅠ】「状態が前回と全く違う」疲れゼロの後藤大輝が好調宣言 決勝は近畿4車に真っ向勝負だ
九州5人が二つのラインに分かれたS級準決10Rは、後藤大輝(24)=福岡・121期=が前受けからの突っ張り先行で2着に奮闘した。
兄弟子に任されていた田村大が赤板で叩きに来たが、それを許すことなく主導権を奪うと、最後は福永大智の6番手捲りに強襲されはしたが、2分の1輪差でしっかりと2着に踏みとどまった。
「自分の状態が前回の久留米(2、6、1着)と全く違うのが分かりますよ。あの時は(山田)庸平さん、(梶原)海斗さんときつめのトレーニングをした後で、疲れが残っていました。でも今回は体がすごく軽いんです」。特選シードから連夜の先行で2、2着。立派なレース内容とその成績に胸を張った。
S級初優勝を狙う決勝は、近畿4人がずらりと並んだことで壁は高くなった。だが簡単には諦めない。「(坂本)健太郎さんに任されるし、とにかく頑張る。それしかない」。ありったけの勇気を振り絞って、強敵に敢然と立ち向かう。