【岐阜競輪（ナイター）GⅠオールガールズクラシック】病気乗り越えた！村田奈穂が復活V／最終日4R

　最終日4R、村田奈穂（33）＝熊本・116期＝が昨年7月以来、通算9度目の優勝を果たした。「そのときも岐阜でした」と相性絶好のバンクで笑みがはじけた。

　2日目までは「移動疲れがあったし、展開にも翻弄（ほんろう）された」。だが最後に展開が向いた。終HSで畠山ひすいの後位が巡ってくる絶好機。「直線はお客さんの声援が聞こえた」と差し脚を伸ばした。

　昨秋、脳脊髄液減少症と診断されて約3カ月欠場。「原因も、治るかどうかも分からない。力むと良くないので、ウエートなどは制限される。その中で工夫してやってきた成果が出たのでうれしいです」と声を弾ませた。

　今後は「もう1回、GⅠに出たいです」。GⅠとの同時開催で、思いを強く抱いた。そしてもう一つ、「地元で優勝したい」。昨年熊本で走った2度の開催はともに決勝で敗れた。村田には、この二つの願いをかなえる強さが備わっている。

■GⅠオールガールズクラシック12R決勝出走表
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