【小倉競輪(ミッドナイト)FⅡ】点数アップに懸命な西島貢司と取鳥敬一のベテラン2人に注目
【記者コラム・森川和也の追走一杯】
5月に入り、今期もいよいよ終盤に突入。チャレンジ戦で恒例の、代謝回避を巡る攻防に注目が集まる時期がやってきた。
西島貢司(55)=熊本・64期=は、70点割れ2期目。まだ1期分の猶予はあるのだが、前々期が65.70点で、今期が66.00点。このままの成績だと来期は3期平均で相当な点数アップが必要になるため「今期が勝負です」。昨年の落車で左股関節を負傷し、前々回大垣ではレース中に右肩を筋断裂。まだ万全な状態ではないが、それでも「着より感じは良くなっている。あとは流れが向いてくれれば」。初日3Rは沖縄の新鋭・入田龍馬の3番手から上位戦進出を目指す。
取鳥敬一(53)=岡山・69期=は、70点割れ3期目。土俵際どころか、今期スタート時は「自分の順位を知りたくない」ほど追い込まれていたが、「昔の練習をコツコツと」やることで、代謝のボーダーを大きく上回るところまで浮上。それどころか70点リセットが見えてきた。「落車で骨盤骨折をして、復帰に向けた練習中に手首をケガ。厳しい状況だったけど、まだ走りたいという気持ちが強かった」。初日6Rは徹底先行の角宗哉の3番手と絶好。しっかり3着以内をキープして、70点クリアを決める。
▼1R(廣田樹里)連続優出中だが「マッサージにも行ったし、前回より体の感じはいい」。岡本翔を中団から捲れば2-14-134。
▼5R(井坂泰誓)直近成績で71.74点は「チャレンジに落ちてからは一番の点数」と良化中。「だいぶ動けるようになってきて、脚も回る」なら、前々に踏んで松本定の番手にはまることもあるか。1-2-3456。
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