競輪

【九州王国再興へ】北津留初タイトルへ始動 【小倉】

大会初制覇を目指す北津留翼
大会初制覇を目指す北津留翼

 北津留翼が、2日目に初戦を迎える。今年を振り返り、「順調だったと思います。あまり上がり下がりなく過ごせた」と納得の内容。だがホームバンクでのG1という大仕事が残っている。「地元なので出せる実力を精いっぱい出したい」。直前は静岡でマウンテンバイクのレースに参加しながら「静岡の山の中で練習していました」。やや個性的な仕上げ方だが、問題はない。昨年は大会3度目の決勝進出。初タイトルへ今年こそ、激走5連発だ。

 初日、九州勢の男子に白星はゼロ。だが8R、伊藤颯馬が2着。脇本雄太に先着して、58万円の超ビッグ配当を演出した。「脇本さんを見ながら一緒に踏んでいった」と打鐘3角でカマシをブロック。「脇本さんが止まったので位置を確保した」と3番手に入る冷静なプレー。「仕掛け切れなかったが、いい位置を取れた。自力を出していないので何とも言えないが、悪くないと思う」。今大会、中近地区以外は“ストップ・ザ・ワッキー”が大命題。いきなりやってみせた沖縄の星は、台風の目となるだけの力量を持っている。

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