【武雄競輪（ミッドナイト）GⅢ】北津留翼は娘のレースを見て「自分の勉強になりました」
初日特選9Rに出走し、園田匠との連係で「小倉ライン」を形成する北津留翼（40）＝福岡・90期＝の調子が上向きだ。前場所の平塚記念の2次予選では、番手抜け出しを図った郡司浩平に肉薄して2着の力走。2場所前のダービーでの5走も好内容だった。
長女の千羽（ちはね、19歳）が今月デビュー。デビュー2場所目だった別府では、2日目の5月10日に落車したが、最終日も出走。「どうってことない軽傷でした。良かったです」と胸をなで下ろした。
「娘のレースを見返して、アドバイスしました」と師匠としての役割も果たした。それだけでなく、「自分はレースが下手なんで、レース形態を見て自分の勉強になりました」と自身への効果も感じ取っている。
3年前の8月には小倉のミッドナイトFⅠで優勝し、副賞の400グラムのゴールドバーを手にした。「それは嫁さんに渡したきり見ていません」。当時の相場は約340万円だったが、現在も保持しているなら約660万円の価値に跳ね上がっている。今回優勝なら、優勝賞金320万円とギフト券200万円分。今度も副賞もろとも持ち帰りたいはずだ。
