【熊本競輪（ミッドナイト）FⅡ】岡崎景介「平原のおかげで頑張れた」引退した偉大な同期に惜別

　岡崎景介（42）＝広島・87期・A1＝が平原康多の引退を悲しがった。岡崎と平原は同期の間柄。「自分がとやかく言うことはないけど寂しい。この後も競輪界に関わってくれると思うけど、やっぱり走っている姿がいいですよね」と惜別の声を送った。

　岡崎にとって平原は同じ釜の飯を食ってきた仲であり、恩人でもある。「チャレンジに落ちて引退しようと思った時に、平原に連絡しました。同期で身長も近くて活躍しているので。自分で作ったフレームが合わなくて、借りられたらもう少し続けようかなと」。既に輪界の頂にいた男はこのお願いを快諾。すぐに送ってくれたという。

　平原フレームを使い始めてから成績は上昇。同じ寸法のフレームを駆使してS級の舞台にも返り咲いた。「練習方法やセッティングも教えてくれた。平原のおかげで頑張れた」と感謝しきりだ。

　初日9Rは米嶋恵介ラインの3番手を固める。「米嶋君には前回の初日に世話になった」。競輪道を究めた同期のスターのように、自身も選手道を貫く。