【九州王国再興へ】匠栄はDMDボーダー上

　G2ウイナーを忘れては困る。中本匠栄が3、1着で1予を終え、例年DMDボーダーとなることの多い21ポイントを獲得した。

　SS松浦悠士の番手。「レースもうまいし、力も間違いないので全て任せていた」と全幅の信頼を置いた。松浦の7番手鐘3半カマシに乗ったが、逃げた高橋晋也－山崎芳仁の福島両者が猛抵抗。中本は、3番手を確保していた三谷竜生にも絡まれた。「難しかったですね」と振り返ったが、三谷を内にキメながら松浦をきっちり追走。ライン3車での確定板独占となった。奮闘したSS松浦を2着に残せなかったことを悔いたが、状態面は問題ない。2日走って1日休む理想の日程に「3日目はゆっくり休みます」。DMD進出を祈りながら体を休める。

　中本の後位から外を踏んで2着まで伸ばした園田匠は、4日目の2予A進出が決定的。「今回は新車。初日はひどかった。いろいろいじって2日目はずいぶん良くなった。3日目はしっかり練習して、自転車と体をなじませたい」。昨年は決勝3着。まずはその舞台を目指して、休日も無駄にはしない。