【久留米競輪・GⅢ開設記念】稲垣裕之は22年守ったS1から陥落も「また戻れるように」
かつてSSを2年間務めた稲垣裕之(47)=京都・86期・S1=は、今期の得点が103点台。失格が1回あり、来年の前期は2003年後期以来のS級2班が決定的だ。22年間守り続けたS1以上を離れることとなる。
年齢を重ねているが、「練習は、大きな部分は変えずにやっている」と意欲は衰えない。もちろん、「2班になってもやることは変わらないし、またS1に戻れるように頑張ります」。スター性を感じるハキハキした口調だ。
直前、高松宮記念杯に補充で参戦したが、「熱中症で体調を崩した」と、今回は暑さへの備えを怠らない。「体を直前まで冷やすようにして対策しています」と猛暑を克服して、二次予選10Rを3着で突破した。
準決10Rは目標がなく、自在戦。「年を取ると集中力がなくなってくるので、気持ちを引き締めたい」と、昨年1月の大宮記念以来となるGⅢ決勝を目指す。GⅢファイナルやビッグ戦線で、稲垣がまた場内を盛り上げてくれることをファンは願っている。
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