競輪

【久留米競輪・GⅢ開設記念】激走の太田海也は2着 「レースは思い通り。最後は脚力不足」

 太田海也(25)=岡山・121期・S2=の記念初Vはお預けとなった。前受けから打鐘前に豪快なカマシ。マークの取鳥雄吾が離れそうになるダッシュだった。

 残り1周で北津留翼を叩き切り先頭。「自分の行けるところから一撃で行くつもりだった。仕掛ける感じは悪くなかった」と自らのパワーには及第点を与えた。

 だが「やはり最後はタレた。ラインから優勝者を出したかったので、オーバーペースになった。最後は脚力不足」と悔しがった。郡司浩平にBSで詰め寄られたことで、3番手の松本貴治が内を空けてブロック。和田真久留や南修二が3角で内に突っ込む隙ができた。

 4角で南に追い付かれ、2着でゴール。「記念の準優勝は過去最高ですけど、やはり次は優勝を狙いたい。脚力を上げて勝ち切ることが、ナショナルチームでの戦いにつながると思う」。太田が誰にも差されない脚力を身に付けたとき、日本自転車界悲願の五輪金メダルも近づいてくる。

■南修二が10年ぶりの記念V それでも「内容がない。情けない」と笑顔なし
■取鳥雄吾はGⅢ初制覇お預け
■郡司浩平はGⅢの4連続Vならず

■久留米競輪 ニュース一覧

決勝を走り終えて、久留米競輪場を後にする太田海也
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