【熊本競輪(ミッドナイト)FⅡ】「勝ちたかった…」山口のルーキー26歳 予選の悔しさを胸に臨む準決勝 同期のライバル撃破で決勝進出へ

【記者コラム・寺田洋司の狙い目】
「自分のレースはできました」。予選の走りに一定の自己評価を下したルーキーの利川寛太(26)=山口・127期・A3=が、決勝進出を目指す。
初日は赤板で迷わず前に出て先行勝負。終4角まで先頭を走ったが、あと少しが粘れず3着に残すのが精いっぱい。レース後、冒頭の自己評価の言葉の一方で「勝ちたかったが…。まだまだ実力不足ですね」と、悔しさをのぞかせた。初めて走る熊本バンクの感想は「直線が長いですね…」とぽつり。
準決勝の番組が発表されると、「同期の新垣慶晃君と一緒ですね。養成所での新垣君の戦法は理解しているので、大丈夫です」。早くも2日目の作戦をイメージした。初日に熊本バンクの特徴も体感。本デビュー後の2場所はオール優出中で、同期対決を制して今回も決勝へ駒を進める。
▼3R(利川寛太) 強力なライバルの同期・新垣慶晃を封じるには再度の積極策。ペース配分の修正で今度は粘り込む。7-321-3215。