【決勝戦検討】新田の番手戦で新山◎ 【小倉】

先月の親王牌Vで史上4人目のグランドスラマーとなった新田が「自分が一番強いから」という理由で、北日本4車の先頭を買って出た。こうなった以上は、別線にレースをさせない覚悟で臨むだろう。新山は責任重大のハコ回りに「本気で(初タイトルを)取りたいし、勝つには新田さんの番手が一番近いのかなと思った。しっかり優勝しなければいけない」と決意表明。昨年準Vの悔しさを晴らすのはもちろん、新山と同じくビッグ初Vを狙う守沢、GP出場が懸かる成田と連独占を果たす。なお坂井が北ラインの足並みを乱しにいけば郡司の一発も。
(1)平原 康多 清水君の追い上げをしのいで、あとは北津留君が来ると思ったら来なかった。小原にかわされるのは自分としては仕方ない。よく一緒に練習する坂井君の番手で。
(2)郡司 浩平 (鐘過ぎで6番手)いい組み立てではなかったが、終3角では行き切れるように仕掛けた。自転車の出も良くて、デキは準決が一番だった。小原さんの前で自力。
(3)新田 祐大 行くべきところで踏めず、焦って内を行ってしまった。普通なら内に詰まっていた。調子は悪くないはずだけど、荒井さんが仕上がり過ぎている。自分が先頭で。
(4)新山 響平 作戦通りの先行ができた。踏み出しはあまり良くはなかったけど最後まで踏み切れました。2着に残れたのは守沢さんの援護のおかげ。新田さんの番手で頑張る。
(5)荒井 崇博 (終1半から内を抜け出す)完璧に狙っていた。というか、それしか勝つ方法が浮かばなかった。空かなかったら俺は終わっていた。調子は分からない。一人で。
(6)小原 太樹 (関東3番手で)同地区でもないのに坂井君が突っ張り先行。恵まれました。決勝に乗れているし、調子は万全ですね。いつも一緒に練習している郡司の番手で。
(7)成田 和也 新田君が引き切って、いつ行くのかなと準備をしていたらHSで内を行った。閉まったらどうなるのかなと思っていたけど、信頼はしていましたね。北の4番手。
(8)坂井 洋 ビッグ初優出が平原さんと一緒だし、めちゃくちゃうれしい。清水さんを突っ張って、北津留さんが内に行ったのも作戦通り。脚は軽い。平原さんの前で自力。
(9)守沢 太志 新山君がしっかりと踏んで、ライン3人で出切れた。郡司君は強くてうまいので、捲られても岩本さんだけは止めようと。調子は日に日に上向き。北の3番手。