【武雄競輪・FⅠ佐々木昭彦杯】2着ゴールの山崎泰己が後輩に発奮促す「本当はもっと強いんですよ」
【記者コラム・森川和也の追走一杯】
A級準決3Rは、岡山ラインのワンツーで決着した。このレースで点数最上位だった山崎泰己(36)=岡山・101期・A1=が、ほぼサラ脚でのBS3番手捲りを決めた藤原俊太郎にマークして、2着でゴールした。
差し切れずに悔しそうな表情をしているかと思うと、そうではなかった。「藤原君とは普段から一緒に練習しているけど、本当はもっと強いんですよ」。デビューして丸9年。そのうち半分近い4年間をS級で過ごしている好素材も、半年後には30歳になる。なかなかブレークしない後輩に、かなりのもどかしさを感じている。
そんな中でも、藤原の好材料を挙げるとすれば「今日は珍しく落ち着いて走っていたし、そこは良かったかな」と一定の成長を認めると、「自分の感じも前回あたりからいいし、流れもいい」と笑顔。決勝で岡山両者がひと波乱を呼ぶか注目だ。▼最終日11Rは、「山崎さんに優勝してもらうくらいのつもりで頑張ります」と気合満々。ドカンと駆けてくれれば、遠慮なく前に踏んで悲願の1、2班初優勝だ。1-2346-2346。
▼6R(本郷雄三)単騎でフリーに動けるのはプラス要素。先手ラインから早めに追い込んで、直線一気に突き抜ける。2-7-356、2-3=4。