【佐世保競輪(ナイター)FⅠ】「悪いときに比べると良くなっている」 生活リズム戻った高井流星に良化の兆し
【記者コラム・森川和也の追走一杯】
開幕1RのA級予選は、高井流星(30)=岡山・113期・A1=が鐘4角5番手叩きで逃げ切って当地予選3連勝を飾った。前受けから3番手に下げたが、前団のピッチ上昇に踏み遅れ。この位置をキープしきれなかったが、それでも勝負どころを逃さずに仕掛けて、本命人気に応えた。
「松本(一志)君が行ってくれたからカマせたけど、ちょっと組み立てが甘かった」。ラインのワンツーは決まったが、後方叩きになったことでトリオ独占には失敗。満面の笑みとまではいかなかった。
「でも、悪いときに比べると、少しずつは良くなっていますね」。8月1日に熊本で3年ぶりに優勝。その1週間後に子どもが生まれ、その4日後が前回の佐世保で(1、7、2着)。予選の勝利はその開催以来だった。
「子守りなどで忙しく、なかなか練習ができない時期があって…」。前期から3点以上も点数を落としているが、「だんだんと生活リズムも戻ってきたし、これからもっと頑張りたい」と今年後半の反撃を誓っていた。▼準決4Rは、番手が仕事きっちりの高橋清太郎で頼もしい。2023年前期の1期だけだがS級にも在籍した高井が、こん身の逃げ勝負。今期2度目の優出を目指す。2=4-5、5-24-24。
▼8R(浦川尊明)しぶといマークが売りのベテランが、内藤久文の後位を奪い取って2、3着に食い込む。3-4=12。