【前橋競輪・GⅠ寬仁親王牌】地元の35歳が気合「今回が前橋での最初で最後のGⅠ出場」

【記者コラム・野口雅洋の「1000円勝負」】
恩田淳平(35)=群馬・100期・S1=の目の色がいつもと違う。もちろん地元でのGⅠ出場だからだ。
2023年から、ビッグレースの常連となった。昨年9月の宇都宮GⅡ共同通信社杯では決勝の確定板に載る成長。群馬の追い込み型としてはトップ級に駆け上がった。
前橋でのGⅠは3年ぶりで、その時はまだビッグ未出走。ようやく地元でGⅠを走れた。
まだまだマーク屋としての成長が続くはずだが、「今回が地元での、最初で最後のGⅠになると思う。もう地区プロ出場も後輩に譲るので」。前橋は、創設の由来から寬仁親王牌の誘致に熱心。その他のGⅠは近年は行われていない。親王牌は地区プロに出ずに出場権を得るのは難しく、恩田がそう考えるのも自然だ。
「いつもラインのことを考えて走っているけど、今回は自分を中心に考えたい」。そう心境を語った。初日の開会式では敢闘宣言をツラツラそらんじた。大役を終えても燃える気持ちは変わらない。初日は佐々木悠葵を好追して白星発進。2日目は、眞杉匠の番手から準決切符をもぎ取りに行く。
▼11R(恩田淳平) 「仕上がりはいい」と自負。眞杉が早め先頭なら差し切る。4-239-1239。4-5-3。
▼6R(福永大智) 2着権利だけに、自力型は逃げつぶれるのを避けたい心境になるはず。無欲の岸田剛マークの福永が番手捲りで椎木尾と決める。4-8=12579。
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