競輪

【前橋競輪・GⅠ寬仁親王牌】大量落車に動じない小倉竜二が準決進出「33バンクはコース取りで勝負できる」

 小倉竜二(49)=徳島・77期・S1=が、6月の高松宮記念杯以来、今年2度目のGⅠ準決に進んだ。

 出走した2日目6Rは二次予選B。2着までしか勝ち上がれない狭き門だ。

 小倉は先行した東矢圭吾-片岡迪之の3番手。赤板手前、後方で4車が落車した。残り2周で「5人だなというのは分かった」と小倉は落ち着いて観察。残り1周で松井宏佑が後方から捲り上げてまず抜け出した。

 あとは2着争い。終BSで和田圭は後方だったが、小倉が勝ち上がるには同じラインの東矢と片岡の2人を抜く必要があった。

 「コースができるのをじっくり待った」。片岡が終3半で東矢を抜きにいったとき、東矢が一瞬、外に浮いた。ルールでは前の選手が外帯戦を外せば、内側から追い抜ける。「33バンクはタテ脚がなくても、コース取りで勝負できる」と内を突き、2人を抜き去った。「何千回か走っていますので、大量落車のレースも何回か経験ある」。積み重ねた経験値を生かしての準決進出だ。

 4年前の前橋記念の覇者でもある。6年4カ月ぶりのGⅠ決勝へ、デビュー30年目の経験を生かす。

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6年4カ月ぶりのGⅠ決勝を狙う小倉竜二

 

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