【前橋競輪・GⅠ寬仁親王牌】九州勢が今年初のGⅠ決勝進出 単騎の嘉永が初〝泰斗る〟だ!

【競輪ビッグレース連載「九州王国再興へ」】
九州勢の壁を突き破ったのは、やはり嘉永泰斗(27)=熊本・113期・S1=だった。
準決10R、3着で自身初のGⅠ決勝に進んだ。九州勢としては昨年11月の競輪祭以来、5大会ぶり。「ようやく乗れたけど、もっと早く乗りたかった」と喜ぶそぶりはなかった。
決勝進出は「ひとつの目標」と口にしていたが、それが最終地点でない。タイトルを狙って練習を重ねてきた嘉永にとって、最も大事な戦いは最終日の最終レース。
ビッグ決勝はGⅡで3回経験している。直前の福井の共同通信社杯でも自己最高の4着に入った。「今回は1カ月以上空いたので、レース勘がどうかと思っていた。でも冷静にレースを見られている」と手応えもある。
九州勢の最近のタイトルホルダーといえば、中川誠一郎と園田匠。どちらも初タイトルは単騎戦で勝ち取った。嘉永も前回を含む2度、GⅡ決勝を単騎で戦った。経験は十分積んできたと言えよう。機は熟した。中川の高松宮記念杯以来となる6年4カ月ぶりの九州勢によるタイトルを、泰斗が取る!
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