【岸和田・G1高松宮記念杯】鈴木美教、極度の緊張で「手脚が震えた」
<記者コラム・野口雅洋の1000円勝負>
初G1の重みを体感した。鈴木美教は初日10R、「発走前にテーピングを剝がそうとしても、指が震えて剝がせなかった。脚も震えてやばいと思った」と極度の緊張に見舞われた。「でも発走機を出たらいつも通りだった」とひと安心。捲った飯田風音の後位から3角過ぎに捲り追い込んで快勝した。「飯田さんはすごくいいダッシュを持っているのできつかったが、しっかりゴールまで頑張れた。感じはすごくいい」
昨年までガールズグランプリへの道は、11月のトライアルまでひたすら賞金を重ねることが求められたが、今年は6月、9月のG1でひと足早く権利を得られる。それを踏まえて「グランプリばかり考えて、自分自身を追い詰めていた面がある。考え過ぎずにリラックスして目の前のレースに臨みたい」と賞金にこだわり過ぎず、自分のペースでレースを消化しようと考えるようになった。「とか言って準決はメンバーがいいから、もっと緊張するかも」と口にした自分自身を、「でも発走機を出たらきっと大丈夫」とすぐさま否定していた。
▼8R(岩本俊介) 初日に郡司浩平を先導した青野将大をマーク。番手から抜け出して勝負駆けを決める。5―2=13469。
▼12R(鈴木美教) 久米に土をつける一番手。1―2=全。
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