【小倉競輪（ナイター）GⅠ競輪祭】元砂七夕美 自力でGⅠ初出場の活力源は「奇跡」と話す娘の存在
元砂七夕美（30）＝奈良・108期・L1＝がGⅠ競輪祭女子王座戦に初参戦する。5月奈良で6年ぶりの優勝を飾るなど選考期間内に2Vの活躍。その他、優勝を逃したレースでも車券に貢献する走りを見せて、自力でのGⅠ出場を射止めた。
「昨年はファンの皆さんのおかげでオールスター（補充）を走らせてもらったけど、自分の力で出られるのもうれしい。緊張はしていないし、楽しみながら頑張りたい」と胸を高ぶらせる。
今年好調の要因は娘の存在が大きい。「5歳と大きくなったし、生活にも慣れて、自分の時間を確保できるようになった。娘のためにも頑張らないと、と思っています」。その娘は「七夕の7月7日に生まれたんです。予定日じゃなかったのに奇跡です」と自身の名前に合わせたかのように生を受けた。ミラクルな縁が、母をいっそうやる気にさせる。
「前回からレースが空いたし、練習もできました。小倉は久々だけど、自分は風が苦手だから」と当大会初登場でも好走の可能性は十分ある。初日は4Rの7番車。親子で縁のある車番を背負い、見せ場をつくる。
