【小倉競輪(ナイター)GⅠ競輪祭】奥井迪の諦めない心は「ファンの方に言われて気付かされた」 大逆転で3年ぶりのGP出場を目指す
奥井迪(43)=東京・106期・L1=がファンとの約束を果たす。
「私たちはガールズGP出場をまだ諦めていませんから」。前回の岸和田を終えた後に、ファンから投げかけられた言葉。その一言が先行職人の闘志に火を付けたという。
「12月26日が最終日の久留米を終えて、実家がある北海道に帰る予定で、航空券も予約していました。でも、ファンの方に言われて気付かされました」。GPは12月29日。年末は出走するレースがないと自分で決めつけて、そのスケジュールを組んでいた。
「この言葉を聞いて、自分が自分を信じなきゃと思いました」。岸和田の後は休養を入れつつ、GPラストチャンスを懸けた今大会へ向けて汗を流した。
前検日時点での賞金ランキングは10位で、7位の山原さくらとの差は118万9200円。相手次第とはいえ決勝2着でも逆転出場が狙える位置にいる。「応援してくれるファンのためにも頑張りたい」。3年ぶりとなる年末の大舞台に向けて、初日から激走を見せる。