【小倉競輪（ナイター）GⅠ競輪祭】佐々木龍が古性優作をブロック！　高橋築の200勝も阻止する好プレー

【記者コラム・野口雅洋の「1000円勝負」】
　初日12Rは当然のように古性優作が人気になった。だが、八面六臂（ろっぴ）の活躍で勝利を手にしたのは、青野将大に前を任せた佐々木龍（35）＝神奈川・109期・S1＝だった。

　まずは鐘3半。取鳥雄吾のカマシに青野が叩かれたが、佐々木は取鳥後位の橋本強をブロック。青野は取鳥の番手に入ることができた。

　「青野君はすかさず行ってくれる」。信頼を置く同県の先行型は、思った通りに2角番手捲りでバックを奪取。だがそこから、通算199勝の高橋築に捲られてしまった。

　佐々木は今度は高橋を追いながら、高橋の後位にいた古性を終3半でブロック。きっちり止めて、返す刀で直線強襲。高橋をわずかに抜いてゴールした。

　「前回の後、父（師匠の佐々木龍也＝57期・引退）のメニューを計画的にこなせた。納得のレース。心も整っている」と充実ぶりを口にした。

　9月のGⅡ共同通信社杯と10月の寛仁親王牌ではともに2勝を挙げた。この1着量産はフロックではなく、もう必然だ。

　▼9R（佐々木龍）　眞杉匠を目標に連勝ゴールへ。3番手の海老根恵太も、初日に30万車券に貢献する2着と出来はいい。1＝6－2359、1－29－6。

　▼5R（竹野百香）　予選は打鐘過ぎからロング発進。残り半周で失速したが、積極的な動きには好感が持てる。今年のパールカップは決勝3着だったがGⅠの1着はまだない。初勝利へ捲りを放つ。7－134－1346、7－3－5。

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