競輪

【小倉競輪(ナイター)GⅠ競輪祭】荒井崇博が九州勢の白星一番乗り 「鳴かず飛ばず」を最後に覆す

 【競輪ビッグレース連載「九州王国再興へ」】
 昨年大会、九州勢で唯一決勝の舞台を踏んだ荒井崇博(47)=長崎・82期・S1=が、今年の九州勢の初白星を挙げた。

 初日10R、犬伏湧也をマーク。何度も連係してきたパワー型SSの打鐘前カマシを、きっちり追走。終1角手前で森田優弥に絡まれそうになっても構わず前を追った。森田もその気迫に押されたか、3番手の上野優太に飛び付く策を選択した。

 荒井は「犬伏の掛かりも良かったし、離れなかったので良かった」と着順よりも連結を保ったことに満足げ。「初日特有の重さはあったけどね。明日以降も戦えそう」と見通しは明るい。

 3年2カ月前に節目の通算500勝目を挙げたが、これでもう573勝。来年にも600勝に届くペースだ。

 だが荒井が本当に欲しいのは、GⅠ決勝での1勝。前検日は今年ここまでを振り返って、「可もなく不可もない」と口にしたが、ビッグでの決勝進出がないことを思い出したのか、「いや、鳴かず飛ばずだね」と言い直した。GⅠ決勝9回を経験した〝九州のビッグボス〟が、10度目の挑戦権獲得へ最高のスタートを切った。

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初日10R、犬伏湧也を差して勝利を挙げた荒井崇博
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