【小倉競輪(ナイター)GⅠ競輪祭】中野慎詞が逃げ切り第1号 「しっかり踏み直しができた」
ナショナルチーム勢が小倉バンクを席巻しそうな勢いだ。女子は仲澤春香、佐藤水菜が白星発進。男子も開幕戦で太田海也が2着に逃げ粘った。
男子の逃げ切り第1号は5Rの中野慎詞(26)=岩手・121期・S1=だった。「(ラインが)3車だし、積極的に行くと伝えた」と和田健太郎、海老根恵太の千葉勢を先導。バック17本の志田龍星に合わせて赤板で出て、2周もの距離を最後まで先頭で駆け続けた。
10月の世界選手権では目立つ成績を残せなかった。「悔しい。まだ力不足」。ライバルのエース太田海也との差も縮められなかった。
だがこの日、1Rでの太田の2着に対して1着。失格になった和田の援護があったとはいえ、「しっかり踏み直せました。GⅠの勝ち上がりは力を出し切らないと戦えない舞台。そこを意識しました」など、分かりやすく聞きやすい文言と発音でインタビューに答えた。
ナショナルチーム勢の競輪出場はいつも、海外遠征からの強行日程や、競技用フレームとは違った鉄フレームの乗り込み不足などハンディを背負う。だが今回は岐阜合宿でフレームや400バンクに対する準備ができた。今回の小倉は、持てる脚力を最大限発揮できる舞台になるはずだ。
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