【小倉競輪(ナイター)GⅠ競輪祭】村上博幸が2年連続決勝へ王手「もう一度GⅠ決勝に」

【記者コラム・野口雅洋の「1000円勝負」】
4日目10R、村上博幸(46)=京都・86期・S1=は、山口拳矢マークから4着。ギリギリで準決勝に進んだ。
山口は脚を使って太田海也-荒井崇博の3番手を手に入れた。だがそこから仕掛けられない。村上は、「拳矢が脚を使っていたので、いつも以上にしっかり内を閉めた」。思惑通り、捲ってきた別線は外からしか攻められずに直線で後退。流れ込みに近い形だったが、山口と3、4着を分け合った。
昨年の競輪祭で4年9カ月ぶりとなるGⅠ決勝。「今は高望みできないが、もう一度GⅠ決勝に乗りたいと思ってやっている」。40代後半でも、戦えることを実証してみせている。
兄の義弘(73期)が48歳で引退して3年。当時、「兄がいない中で選手をやっていくのは考えられない。どうしたらええんやろ」と口にしていた。だが卓越した技量は衰え知らずだ。
その兄が最後にGⅠ決勝に乗ったのは44歳。脚質も体格も違う兄弟だが、活躍の長さでは弟に軍配が上がることになるかもしれない。
▼10R(村上博幸) 新山響平と犬伏湧也がもがき合いになる場合も。混戦になればコースを探して突っ込む。347BOX。38-348-348。
▼12R(中野慎詞) 取鳥雄吾や眞杉匠も、中野ともがき合っては共倒れと考えるはず。先行する中野が、成田和也の援護に守られながら決勝へ。35-135-1359、3-1=7。
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