競輪

【小倉競輪(ナイター)GⅠ競輪祭】山田庸平が先行策! タイヤ差で準決最終切符ゲット

【競輪ビッグレース連載「九州王国再興へ」】
 3個レースが組まれた二次予選Aのラスト11R、4着で最後の準決切符を手にしたのは山田庸平(38)=佐賀・94期・S1=だった。

 バック数17本の森田優弥が当日欠場。このこともあって、今節も積極駆けが目立っていた中野慎詞が逃げると思われていた。赤板過ぎには中野の後位へ古性優作がイン粘り。中野ペースでレースが進もうとしていた。

 だが打鐘前から踏み上げた山田が先行。鐘過ぎに先頭に立ち、そのまま駆け続けた。「中野君の先行一車。どこかでペースが緩む。そこをカマすことも考えていました」。勇気を振り絞った仕掛けで最終バックを取った。

 終3角で古性が迫ってきても抵抗。結局は捲られたが、最後まで踏み続けた。中野マークから追い込んだ阿部力也をタイヤ差で抑えてゴールした。

 レース後は苦しさのあまり検車場で大の字になった。「体の感じは良くない。メンタルの部分で勝ち上がれました」。地元FⅠ優勝から中4日で挑んだこの大会。調整がうまくいった感覚はない。それでも気持ちで乗り越えてみせた。単騎戦の準決12Rも気持ちで突破して、九州で行われるGⅠでの初めての決勝を走ってみせる。

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二次予選Aで4着に逃げ粘り準決に進んだ山田庸平
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