【小倉競輪(ナイター)GⅠ競輪祭】九州の2人は惜しくもタイトルならず 18年連続で他地区がV
荒井崇博(47)=長崎・82期・S1=にとっては、これ以上ない展開となった。レースから引き揚げて、「悔しい! むかつく! 最高にむかついている。それ以外ない!」と口にして報道陣に背を向けた。
前を任せた松本貴治がカマシ逃げで主導権。吉田拓矢の捲りに合わせて踏み、デビューから26年半もの間、追い求めてきたタイトルは目の前だった。それだけに冷静にレースを振り返ることはできなかった。
山田英明(42)=佐賀・89期・S1=もVを夢見た。「終4角、空けば僕が優勝。空かなかったので詰まった。自分の技量と脚と展開だけど、それでも耐えた5着」とある程度、納得したレースだった。
それでも、「四日市から自転車の進みがいい。ここまで勝ち進めることも分かった」と自信を取り戻した。
競輪祭のタイトルは18年連続で他地区に譲った。敗れた2人だが来年、タイトルへより一層の執念を燃やすはずだ。
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