郡司好調キープ　きょうからG1寛仁親王牌　【前橋】

　前橋競輪のG1「第31回寛仁親王牌・世界選手権記念トーナメント」（優勝賞金3532万円）が20日、幕を開ける。今年も春の全日本プロ選手権自転車競技大会（全プロ）が中止。全プロ出場予定者で2～7月の競走得点上位者を中心に出場することとなった。初日メインの12R「日本競輪選手会理事長杯」は昨年末のGPと同じメンバー。ただ古性優作を守沢太志がマークするなど並びが変化する。本紙本命は好調キープの郡司浩平。4日間の売上目標額は85億円。

【12R検討】

　昨年のGPは古性が単騎捲りで制覇したが、今回はケガ明け。しかも独特な特徴を持つ前橋33バンク。後ろに守沢がいるのはプラスとはいえ一筋縄にはいかないだろう。関東勢は番手の宿口が骨折後。松浦も満足な練習ができていない。それならば16連続3連対中で重賞連覇中の郡司が状態面で一歩リード。車番の悪さを重厚な自力脚で克服し、佐藤と連独占を目指す。

　（1）古性優作　落車で左手指を負傷。一走してみてだけど、共同杯の時よりはいい気がする。自力で。

　（2）平原康多　落車したけど軽傷。すぐに練習を再開した。調子は共同杯と変わらない。関東3番手。

　（3）松浦悠士　前回後に体調を崩し、やりたい練習ができなかった。でも悪くはないと思う。自力自在。

　（4）清水裕友　前回は力不足。体調も調子も良くなかった。昨年使っていた自転車に戻す。松浦さんに。

　（5）郡司浩平　最近は計画通りに練習ができていて、自分のやりたい競走もできている。自力で頑張る。

　（6）宿口陽一　落車して入院。本格的な練習は2週間くらい。新車が合わなかったので戻す。吉田君に。

　（7）佐藤慎太郎　共同杯決勝の落車でエースフレームが壊れた。前回は感じも良くなかった。郡司君に。

　（8）吉田拓矢　前回は良くなかったけど、その原因は分かった。前回よりもいいと思う。先頭で自力。

　（9）守沢太志　だいぶセッティングが定まってきた。古性君の走りは素晴らしいし、番手を回ります。