競輪

【岸和田・G1高松宮記念杯】青龍賞でアクシデント 眞杉匠ら準決へ繰り上がり

 4日目12R、全員が準決の権利を持って走る青龍賞で、まさかのアクシデントが発生した。突っ張り先行で逃げた坂井洋―平原康多―杉森輝大の関東勢に、新田祐大が捲って終BSで並びかけると、平原が番手抜け出しを図った。新田は3角、平原を追い抜きざまに内に進路を取って平原に接触、平原と杉森を落車させた。新田は3位入線したが外帯線内進入で失格。平原は病院に搬送されて欠場。再入した杉森も右臀部打撲、左下腿擦過傷で欠場となった。準決の権利を持つ3人が欠場となり、本来3着までが準決に進む東2予で4着に入っていた眞杉匠、大森慶一、竹内智彦が繰り上がった。

 眞杉は繰り上がりにも笑顔はなかった。同じ関東の2人がまさかの欠場。特に平原は右肩甲骨骨折からの復帰場所だっただけに、素直に喜べるはずもなかった。この結果、東の準決に進んだのは北が10人、南関6人、関東はわずかに2人。眞杉は「セッティングを微調整したがいい方向に出なかった。終始、引っかかっているような感じ。2走目までのセッティングに戻します」と自転車の進みには納得できていない。それでも「こうなったら決勝を目指します。関東は坂井さんと2人になったけど、落車で欠場の2人の分まで頑張る」。関東の灯を消さないためにも、坂井との連係を決めてみせる。

 ▼12R(眞杉匠) セッティングが上向けばどんな相手でも互角以上に戦えるだけのスピードの持ち主。先行タイプだが、捲りの切れ味も抜群で、タイミングさえ合えば優出。3―15―125789。

 ▼5R(吉本卓仁) 2走目までは前に離れていたが、しっかり追走できた4日目は直線で伸びて1着をもぎ取った。伊藤の奮闘次第では再現も。3―145―1459、3―9―1。

2予で4着に敗れたが準決に繰り上がった眞杉匠

 

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