【武雄競輪（ナイター）FⅠ】来春のGⅡ出場を狙う宮崎34歳は冬場が大得意

【記者コラム・造田大の大勝負】
　久島尚樹（34）＝宮崎・100期・S2＝の調子が良さそうだ。初日8Rは目標の曽我圭佑が不発に終わったが、バック付近で自力にチェンジ。直線もよく伸びて2着まで届いた。

　「コーナーで意外と伸びましたね。飛ぶパターンだったから何とか」。厳しい展開だったが、きっちり連入を果たした。

　今節は気温が非常に低く、寒さが苦手な選手は本来の力を発揮できないことも。ただ、久島にとっては好都合。「地脚練習をやっているから、スピードが出ない環境や冬場は得意」と話す。

　今大会は、競輪場のない宮崎勢にとっては地元戦とも言える「サテライト宮崎・門川・三股カップ」。加えて久島は今期13勝で、来年3月のGⅡウィナーズカップ出場が見える位置にいる。「少しでも勝てるように」。準決10Rも白星を意識して、勝ち上がりを目指す。

　▼10R（久島尚樹）　好調な松岡辰泰マークから決め脚を発揮。また、松岡が不発に終わっても、初日のように自力に転じてアタマまで進出。4－2－357、4－3＝57。

　▼9R（石川航大）　久島の弟子。点数は低いが時折、一発を見せており、敗者戦ならば侮れない存在。番手の山口貴嗣とのワンツーに期待。6＝2－345。

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