競輪

佐々木GⅢ初制覇 開設記念 【高松】

優勝した佐々木悠葵=デイリースポーツ社提供
優勝した佐々木悠葵=デイリースポーツ社提供

 高松競輪のG3開設72周年記念「玉藻杯争覇戦」は6日、最終12Rで決勝が行われ、佐々木悠葵(27)=群馬・115期・S1=が、先行した真杉匠の番手から抜け出して1着。見事にG3初制覇を果たした。佐々木後位を回った吉沢純平が2着、逃げ粘った真杉が3着だった。

ヒーロー

 一つの目標をクリアした。佐々木は「今のグレードレースを勝つのは難しい。それを取るのが夢だったので…」と静かに喜びをかみしめた。

 関東4車の番手という責任のある位置を任された。レースは先頭の真杉が打鐘前からスパートして主導権を奪取。佐々木は自力に転じた稲川を最終4角手前でけん制。動きが止まったのを確認してから踏み上げて、最後は鮮やかに抜け出した。

 機動力、勝負度胸が持ち味の27歳。落車などで調子が上がらない時期もあったが、層が厚い関東勢の中でも今後が期待される。「今回はラインの結束力で勝てた。来年はG1の決勝で走れるように」。さらに脚力を磨いて大舞台でも大暴れを見せる。(篠原 亨)

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