競輪

【久留米(ナイター)F2】金田舞夏、枝光美奈が地元デビュー戦

 

<記者コラム・野口雅洋の1000円勝負>
 久留米のガールズ2人が、地元で本格デビュー戦を迎える。金田舞夏(20)は師匠が藤田剣次で、児玉碧衣、尾方真生、大久保花梨らガールズのスター選手と同門。「4歳から自転車の大会に出場していました。神奈川の茅ケ崎出身ですが、父の転勤で祐誠高の自転車競技部に入部しました」。同じバンクで練習する強いガールズの選手に憧れ、「自転車でも人間的にも素晴らしい先輩たちに、早く近づきたい」。5月のルーキーシリーズで落車。「左の肩峰という鎖骨の先にひびが入った。でも3週間は練習できました。先輩たちと一緒に全力でもがいてきました」と準備万端。「緊張していますが、何もできずに終わるんじゃなくて自分で動きたい」と、自力発動も視野に初戦に臨む。

 枝光美奈(25)は、福岡・大川市の出身。中学時代は水球での全国優勝を経験している。その後、トライアスロンを経て自転車の世界へ。それだけに、「スタミナはあるけどダッシュが課題」。久留米の〝藤田軍団〟ではなく、師匠は稲吉悠大で、「練習はバンク中心。藤田さんのグループの練習は夕方中心ですが、自分は午前中心なので男子と練習しています。ここを目標にしっかりやってきました」。プロを目指す間の1年半ほど、久留米競輪場でアルバイトも経験した。「あのときとは立場が違っていて、自分でも驚きです。いい緊張感を持って、最後まで諦めない走りを皆さんに見せたい」。ルーキーシリーズは2節走ってどちらも決勝進出。6走で1勝、確定板5回と車券に貢献し続けた。初の地元戦でも確定板を目指す。

 ▼6R(枝光美奈) ルーキーシリーズのデビュー戦(宇都宮)では3、3、2着とすべて確定板に載った上での準優勝。ここでも持ち味を発揮する。47―6―3457、47―35―6。

 ▼10R(長松大祐) 弟は123期の空吾。本格デビュー戦の別府で兄も未経験の地元Vを達成。「負けないように頑張ります」。6―2=全。

初日7R、本格デビューする金田舞夏
初日6R、地元で本格デビュー戦を走る枝光美奈

 

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