初日最終9Rは番手戦の小原周祐が軸　ミッドナイトF2　【小倉】

　小倉競輪のF2ミッドナイトが11日に幕を開ける。初日メイン9R特選は渋谷海と鶴良生の2分戦。渋谷は初のS級点ゲットに向けて3日間オール2連対が理想。前受けからの突っ張り先行で小原周祐に残してもらうか、それとも鶴を駆けさせての4番手捲りで逆襲するか。いずれにせよ内枠を占める四国両者の近況成績が上位でワンツーに期待。

【9R特選のコメント】
（1）小原周祐　前回は思ったよりも悪くなかったし、今回も頑張る。渋谷君。
（2）渋谷　海　S級点に届いていないし、今回は勝負駆けです。自力で勝負。
（3）加倉正義　S級点は大丈夫だし、調子も悪くない。鶴君の番手ですね。
（4）鶴　良生　前回欠は腰痛だが、治療して十分に練習はやれた。自力で。
（5）中曽直彦　状態は悪くないし、あとは展開次第ですね。福岡勢の後ろに。
（6）戸伏康夫　前回は（展開的に）難しかったが、感じは悪くない。四国へ。
（7）小坂敏之　前回は自転車を換えて良くなかったし、今回は戻す。決めず。

＜各レースの見どころ＞

（1R）坂田は精神的なもろさを克服できれば、大成できる器。ライン4車ですいすいと逃げる。
【3連単】九州ワンツーが濃厚で1―2―6か、1―2―35の二択。

（2R）加藤は前回こそ不本意な結果も、病欠明けを叩いて確実に良化。番手は失格2回の椿。組橋は前々に飛び付く作戦か。
【3連単】加藤から1―3―246か、1―2―347。

（3R）富はヘルニア欠場明け3場所目で「調子は良くないけど、やるしかない」。別線はともに70点割れの徳吉と三木なら、そんな状態でも力で圧倒する。
【3連単】富に篠原が離れず1―2―357。

（4R）「年が年なので早く上に上がりたい」と気合の梅崎が大本命。話し合った結果、番手は地元の秋永。岡崎は「バックを取りたい」。
【3連単】梅崎から1―5―234、あるいは1―3―24。

（5R）当地で優勝歴もある小林が好枠を生かした自力策で勝機。池部、野上は調子が良くなさそう。
【3連単】小林から1―2―345。

（6R）地元の林は「気負い過ぎずに頑張る」。力ある井上を軽んじることなく先行すれば、吉良が2着に流れ込む。
【3連単】林が押し切って1―5―2367。

（7R）深瀬は追加だが「早めに連絡を受けていたから調整はできた」。番手の渡辺は「前回は約5年ぶりに優勝したけど、後輩たちに『その次の場所が大事ですよ』と言われてきた。もちろん気を抜かないように頑張ります」。
【3連単】南関ワンツーで1＝2―5か、1＝2―36。

（8R）順調に活躍中の渡口は、このまま行けば丸1年のS級暮らしが待っている。マーク高田は病欠後で練習不足だが追走は可能。
【3連単】渡口のアタマで1―2―356。

（9R）ライン2分戦。4連続優出中で波に乗る渋谷が最終先制する読みで、番手の小原を本命視した。鶴は腰痛後だが、休む前よりも状態が上がっている雰囲気。
【3連単】番手回りの小原が軸で1―2＝346。