【久留米(ナイター)F2】渡邉直弥 出直しのバースデーVへ

<記者コラム・野口雅洋の1000円勝負>
初日1Rで逃げ切った渡邉直弥は「久々に逃げ切りましたよ。いつ以来だろう。今年はないはず」。調べてみると1月5日、取手の一般戦(5車立て)で逃げ切って以来、半年ぶり。しかも今回は勝ち上がりの逃げ切りで、気持ちも高ぶる。
この1着が効いて、2日目準決は3着ながら決勝に進出。「決勝の日が誕生日なんですよ。相手は強いけど頑張りたい」。S級で戦っていたが一昨年、昨年と度重なる大ケガを負い、今期はチャレンジから出直しとなった。だが自力が出せたことには手応えを感じているはず。決勝も「自力」と力強くコメント。再出発の誕生日を迎える。
▼9R(渡邉直弥) 新人相手に、経験値の高さを見せる。2=1―357、2=5―13
▼10R(高橋朋恵) 先月の落車で右足の擦過傷などのけがを負った。「練習不足はあるけど、出るからには問題ないです」と気丈に振る舞った。それでも不安な中での決勝進出に、「欠場しようかとも悩んだけど、来て良かったです」とほっとした笑顔を見せた。最終日、持ち前の追走技術で自力選手に食らいつく。36―4―全。
