【函館(ナイター)G2サマーナイトF】石井寛子、山原さくら 104期開幕連勝

函館競輪のサマーナイトフェスティバルの初日、1~3Rでガールズケイリンフェスティバルを行った。1Rで石井寛子、2Rで山原さくらが勝利。104期の500勝コンビの連勝で真夏の夜の祭典が始まった。
石井は2年前の函館大会を制覇。函館の相性の良さは折り紙付きだが「前回の函館は決勝で負けた。函館でも負けるんだなと思った」。ただ、このビッグの初日は気合が違った。「1年前のこの大会でボロボロだった。それを繰り返さないように1年間やってきた」。直前の練習でも男子ともがいて、「離れたとしても追いかけた。その練習の成果」と胸を張った。坂口楓華に終2角で村田奈穂が迫り、石井は離れた3番手から追いかけてゴール前で逆転。まさに、やってきた練習そのものの展開だった。2日目以降も、「最後まで諦めない走りをする」と、2年前の再現を狙う。
山原さくらは前検日から「(前々場所の)小倉で11秒7の自己最速上がりが出た。理由はナゾです」と調子の良さを自認。この日も「アップまでは良くなかったが、顔見せでは軽かった。長い距離を踏めるかなと思った」と鐘4角からスパート。そのまま押し切った。「緊張してニュートラルに入れずに踏み続けた。最後はきつかったけど、調子はいい。でもこの大会は油断は禁物」と白星発進にも気は緩めない。石井とは違って、2016年3月の名古屋ガルコレ以来ビッグレースでの優勝はない。昨年のガールズグランプリ2着を超える成績を目指す。