【武雄(モーニング)F2】中野真吾 競走得点73点は仮の姿
<記者コラム・野口雅洋の1000円勝負>
半年間、チャレンジで脚を磨いてきた中野真吾が、1、2班戦でも伸び伸びと動き回っている。初日4R、土屋壮登のカマシの番手にハマると、すかさずBS捲り。太田将成の捲りを引き出す形になり2着だったが、「自力でやっているので」と納得の表情だった。準決7Rは抑え先行。最後は捲り追い込んだ田中和磨らに抜かれて3着に沈んだが、決勝まであとひと息の大健闘だ。
「今まで相手を強く見過ぎていた。8割は気持ちの問題でした」と、1、2班戦で通用しなかったのはメンタル面だと気づいた。さらには「持久系の練習をやった。トップスピードは元々あったが、以前はその速度をほとんど維持できなかった。それが長くキープできるようになって、走りに落ち着きや自信が出てきました」。自力で決勝進出できるだけの力を備えており、チャレンジからの昇班直後で競走得点は73点と低いが、これは仮の姿。最終日も6番車が、地元バンクをパワフルに駆け抜ける。
▼5R(中野真吾) 小田倉や太田とは得点が違い過ぎて人気にはならないだろうが、持てるパワーはむしろ上。6―357―1357、6―5―4。
▼4R(高田真幸) 補充で2日目から参戦。鐘4カマシで別線を寄せ付けない強さだった。こちらも点数以上の脚。3―17―1257、71―3―127。
