競輪

【武雄(モーニング)F2】赤松秀展が苦難乗り越え約2年ぶり白星

<記者コラム・野口雅洋の1000円勝負>

 初日5R、赤松秀展が龍野琳太郎マークから追い込んで白星を挙げた。「1着はあまりに久々で覚えていないよ」と2021年10月18日以来の勝利に笑顔がはじけた。「3年前にのどの病気で半年休んで、昨年は骨折11カ所で半年休んだ。その後は気持ちが弱くなって、弱音を口にするようになっていたんですよ」。前期は1、2班戦だったが連対なし。それでも「子どもが『お父さん、もうちょっと頑張ってと言ってくれていたので」と家族の応援を励みに復調。前期最後の開催で今年初めて予選を突破すると、降班した今期の2場所も予選を突破。前回の小田原最終日には今年初の2着と、久々の勝利へ着実にステップを踏んでいた。

 レースは、龍野が真崎章徳を打鐘で出しながらも鐘3半で内をすくって先頭を奪い返し、それを櫻井宏樹が鐘4カマシで叩く目まぐるしい展開。さらに龍野は櫻井の番手を終HSで奪って、すかさず2角手前で番手捲り。赤松は、内に外に動く新人を見事に追走し、きっちり抜き去ってのワンツーを決めた。「何が何だか分かりませんでした」と笑ったが、難しいレースをものにできた手応えは十分感じたはず。苦難を乗り越えて、2021年11月以来の決勝を目指す。

 ▼5R(赤松秀展) 再び新人をマーク。ピタリ追走して決勝へ。1―5=全。

 ▼2R(菊池崇訓) ラインの長い大澤が先行なら今年2勝目も。5―124―1247、5―7―4。

初日5Rで久々の勝利を挙げた赤松秀展

 

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