初日9RのA級特選は野口大誠が勝利。ミッドナイトF2　【小倉】

小倉競輪のFⅡミッドナイトが17日に開幕した。9RのA級初日特選は、静岡勢が主導権取りから押し切り狙ったが、直線で野口大誠が鋭く突き抜けて白星発進を決めた。野口は「しっかり溜めて行こうと思った。うまく静岡勢の3番手にはまって、脚を溜めることができたのが良かった」と振り返った。2日目の準決勝は、予選を勝利した利根正明の番手戦。九州勢4車のハコ回りで南関勢に猛抵抗だ。

　チャレンジ戦は121期の松下綾馬、森本桂太郎、河崎正晴の3人が予選を勝利。1Rを制したのは、今場所がラストランの栗田雅也。3連単は80万円オーバーの超高額配当になった。栗田は「丹波さんが行ってくれたし、自分に展開が向いた。手応えとかは分からなかったが、無我夢中で踏みました。弟子の田中孝彦と遠藤勝弥にも最後にいいところを見せることができた」とにっこり。最後には「泣いても笑ってもこれがラスト。優勝するつもりで最後まで一生懸命走ります」と力強く語った。

＜各レースの見どころ＞

　（1R）後位になっても大竹野が豪快に捲る。森山が追走に集中。3車の中四国勢も抵抗十分。
【3連単】2－51－5134。　狙いは中四国勢独占で、3＝4－1256

　（2R）デビュー後は初の初日7着を喫した永井だが、「状態は悪くない」で仕掛けるタイミングをしっかり修正して挽回へ。
【3連単】1－62－6253。

　（3R）松下が主導権を奪い、山口は好援護から最後は抜け出す。森本も互角で、阿部を連れて一発は十分。
【3連単】1－32－3246。　森本の主導権なら、2－134－1346

　（4R）予選は長い距離を踏んでしっかり逃げ切った河崎が、隊列も長くマイペースに踏み上げるだけだ。
【3連単】1－42－4237。

　（5R）予選不発に終わった岡田が挽回の一戦。脚力の差を見せつける。中村次第では川上に勝機。
【3連単】1－52－5243。　狙いは東勢から、2＝4－153

　（6R）梅田の初日は「重さが気になった」で、ギア変更して修正。迷わず駆けて、峠に展開は絶好だ。
【3連単】1－23－2345。

　（7R）予選の駆かり良かった田村が、ここも好機を逃さずスパート。最後は特選組の中村が決め脚を発揮する。
【3連単】1－32－3247。

　（8R）遠藤が同門の田中を連れてパワー駆け。田上のペースなら山本に展開絶好だ。
【3連単】1－32－3245。

　（9R）本多が積極的に駆けて渡辺に勝機。それでも九州勢は機動型3車並びの4車ラインで差はない。
【3連単】1－23－2345。　九州勢で独占も十分、3－45－457