競輪

松浦18度目記念連覇 GⅢ開設記念 【広島】

優勝して賞金ボードを掲げる松浦悠士=デイリースポーツ社提供
優勝して賞金ボードを掲げる松浦悠士=デイリースポーツ社提供

 広島競輪のG3開設70周年記念「ひろしまピースカップ」は18日、12Rで決勝戦が行われ、松浦悠士(32)=広島・98期・SS=が先捲りを放った原田研太朗を追走し、直線で抜け出し優勝。地元記念連覇、通算では18回目の記念制覇を果たした。2着に坂井洋、3着に原田が入った。なお、9Rで行われたレイボーカップA級ファイナルは佐々木龍が制した。

ヒーロー

 地元記念で連覇を決めた松浦。寒いコンディションの中、詰めかけたファンの前でしっかりと結果を残した。

 年末のグランプリ(平塚)を見据えて原田とは別線で勝負した決勝。「グランプリはいい位置を取らないといけないので」と年末の大一番も頭に入れながら、勝負どころで中団4番手を確保。3番手から先に仕掛けた原田に乗り、直線で抜け出した。

 初日特選は「勝ちたい気持ちが強過ぎた」と気合が空回りして6着も、その後はきっちりとまとめた。来年2月の開催を最後に2年間の改修工事に入る地元バンクで最後は見事にヒーローとなった。

 ゴール後は大声援を受けた。「この応援を力に変えたい」と目標の賞金王を手にするために広島のエースが最高のリズムで頂上決戦へ向かう。 (貞 友之)

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