競輪

「KEIRINグランプリ2022」共同記者会見 東北並びは新山ー新田ー守沢ー佐藤

オンライン形式で行われた「KEIRINグランプリ2022」の記者会見
オンライン形式で行われた「KEIRINグランプリ2022」の記者会見

 平塚競輪場で28日から30日まで開催される「KEIRINグランプリ2022」(GP)シリーズの共同会見が20日、都内のホテルで行われた。新型コロナウイルス感染防止対策のため、3年連続のリモート開催。出場選手は壇上に設置されたモニター画面を通じ会見に臨んだ。

今年もリモート

 注目は東北4車の並びで、11月の競輪祭を制した新山響平を先頭に新田祐大-守沢太志-佐藤慎太郎に決まった。初出場の新山が「まさしく、新参(新山)者ですけれど、自分の走りを精いっぱいできるように頑張ります」と会場を沸かせると、寛仁親王牌で優勝しグランドスラマーとして臨む新田は「大先輩の(佐藤)慎太郎さんに許可を得て、北日本の2番手を回らせてもらいます」と表情を引き締めた。

 11月の四日市記念を制し、今年終盤は状態面も上向きの守沢は「しっかり話をして、3番手を回らせてもらうことになりました。マーク選手として尊敬する慎太郎さんの前を回る、責任ある位置なので、しっかり走りたい」と説明。優勝すれば最年長記録を更新する佐藤は「ラストチャンスのつもりで頑張れればね」と、3年ぶりのGP王奪還に闘志をみなぎらせた。

 今年は2人で四つのG1タイトルを手にした近畿コンビは脇本雄太-古性優作で臨む。昨年、単騎でGPを制した古性は「今年は頼もしい味方もいますし、昨年と違って、いいレースができればと思う」と、強力な援軍を歓迎。前を任された脇本は「近畿は2人ですけれど、僕が先頭でしっかり力を出し切りたい」と目をぎらつかせた。

 地元の郡司浩平と、中四国の松浦悠士、関東の平原康多はいずれも単騎戦。郡司は「南関一人ですけれど、レースの流れの中でしっかり動いて優勝を狙いたい」と気合を入れると、松浦は「単騎で自在に何でもしていきたい」と意気込んだ。出走メンバーの中で最多の10年連続13回目の出場を果たした平原は「関東は一人になってしまったので、単騎で何でもやりたいと思います」と話した。

ガールズGPは2日目最終Rに

 今年からガールズGPが2日目の最終レースに変更された。これまでグランプリシリーズ初日に行われていたが、今年で10周年の節目を迎えたガールズケイリンの魅力を、もっとファンに知ってもらおうと変更。例年より1日遅れて開催される新たな取り組みに児玉碧衣は「(前検日の後)1日休んでのグランプリというのは選手になって初めての体験なので、調整方法を考えていきたい」と話した。このため、初日がヤングGP、2日目がガールズGP、最終日がグランプリの日程で争われる。

競輪・GP、GGP想定番組発表

 JKAは20日、平塚競輪で開催する、F2「ガールズグランプリ(GGP)2022」(29日)と「KEIRINグランプリ(GP)2022」(30日)の想定番組を次の通り発表した。

 【GGP・29日】
 (1)児玉 碧衣27福岡108期
 (2)佐藤 水菜24神奈川114期
 (3)石井 寛子36東京104期
 (4)柳原 真緒25福井114期
 (5)奥井  迪41東京106期
 (6)山原さくら30高知104期
 (7)尾方 真生23福岡118期

 【G P・30日】
 (1)古性 優作31大阪100期
 (2)郡司 浩平32神奈川99期
 (3)新山 響平29青森107期
 (4)守沢 太志37秋田96期
 (5)松浦 悠士32広島98期
 (6)平原 康多40埼玉87期
 (7)新田 祐大36福島90期
 (8)佐藤慎太郎46福島78期
 (9)脇本 雄太33福井94期
 ※上から車番、選手名、年齢、府県、期別(年齢は開催時)

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