【別府・F1】尾形鉄馬 忖度なしのハコ勝負
尾形鉄馬が初日から自らのスタイルを貫き通す。12R特選は九州3人、中四国3人に、北日本1人の尾形という構成。目標のない尾形が選んだ作戦は阿部将大のハコ勝負。地元の小岩大介にジカ競りの挑戦状を送った。
「目標がない時は先行する選手のハコに行く。決めずはなし」。これが尾形の競走スタイル。「バック本数を見て阿部君のハコへ。地元選手同士の連係とかは関係ありません」。信念は曲げずに忖度(そんたく)はなし。今開催は「KEIRINライジングスターズ」とカタカナ名が付くが、これぞ漢字の〝競輪〟。宮城のガッツあふれる男が、別府のお盆を熱くする。
▼12R 尾形のヨコの強さは競輪界屈指。小岩からいち早くハコを奪取して阿部に続く。5―6=347。
▼2R(三木健治) 点数以上の鋭いタテ脚を発揮するベテラン。バック本数の多い田代が積極的なレースをすれば抜け出して連絡み。2=15―13457、2―4=7。
(造田大)
