【平塚競輪・GⅡヤングGP】菊池岳仁が優勝「吉田君に感謝」

関東にニューヒーローが誕生した。菊池がデビュー初となる番手回りでV。派手な言動の少ない静かな青年が、大きめのガッツポーズで喜びを表現した。
たった2人の東日本勢が好連係を見せた。前を任せた吉田が、前受け。町田-松岡が赤板で前を抑えた後は動きがなく、関東勢は3、4番手の好位置。「吉田君を信頼していたので追走に集中した」。3番手2角捲りの吉田を好追しての差しに、「吉田君に感謝しています」。優しい声でワンツーを振り返った。
117期は、日本競輪学校から日本競輪選手養成所になっての1期生。寺崎と並ぶその早期卒業生だ。ただ、寺崎はデビューから18戦無敗でS級に特昇するなど、派手に活躍。菊池は9連勝でA級2班に特班は果たしたが、S級はデビュー1年後の定期昇級。華々しさはなかった。それでも「自分は自分と、コツコツやってきた」。1年前にナショナルチームも離れて競輪に集中。不器用さが、むしろ大器晩成を感じさせる。ヤングラ王者となっても、「今後もラインのために積極的に走ります」。昨年G13Vの関東勢は今年無冠に終わったが、来年は菊池の力で巻き返してくるはずだ。 (野口雅洋)