競輪

【別府競輪(モーニング)FⅡ】田村大と坂田康季 別線で初V目指す

 今開催のトリを飾る最終日7R決勝の注目は何と言っても並び。勝ち上がった田村大、坂田康季の九州の自力型2人が、連係はせずに別線で優勝を目指すことになった。

 経緯を田村に聞くと「同い年だけど期は違う。それに自分の考えやポリシー的にも坂田君と並ぶのはどうかなと。話し合って、お互い自力で優勝を目指そうという結論になった」。坂田も師匠の原司から「人の後ろに付くな」と言われており、2人とも自力にこだわりがあるがゆえに九州別線となった。

 決勝に向けて、田村が「1、2班になってから優勝はまだない。自力で優勝をつかみたい」と話せば、昇班して初の決勝入りの坂田も「やっと準決を突破できてうれしい。調子もいいので決勝も頑張りたい」と意気込んだ。記者の私も2人と同じ98年生まれなだけに、お互い悔いのないレースを繰り広げることを祈るばかりだ。その▼7Rは、田村が準決同様、粘り腰を発揮してくれることに期待。1=5―2347。

 ▼4R(内藤久文) 準決は4着だったが別線の自力を封じる逃げを披露。得点上位の鶴が人気になるようなら、こちらが盲点に。2―345―3457。

(造田大)

別線勝負で健闘を誓い合う坂田康季(左)と田村大

 

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