【青森競輪・GⅡ共同通信社杯】2予Aで6着の松谷秀幸が準決へ繰り上がり
松谷秀幸は不安を抱えて大会を迎えた。先月のオールスター初日に落車。前検日には「脳震とう。それに腰を打って練習もなかなか再開できなかった。正直なところ、ビッグレースでなければ休んでいた」という状態。新田祐大マークの初日の番組を見ても「初めての連係。付いていけるかな。カマシじゃなくて、長い距離を駆けてくれたらいいけれど・・・」と弱気な言葉が続いた。
いざ本番。新田は前受けから突っ張り先行。松谷にとってはこれ以上ない展開で、2着でゴールした。「思っていたよりも走れました。でも何よりラインのおかげ」と、5着までが準決へ進む2予Aへ進出した。
2日目は坂井洋マークから流れ込んで坂井を抜いただけ。6着で敗退のはずだった12Rで2着の古性優作が家事都合で帰郷し、6着の3人(ほかに山田庸平と眞杉匠)のうち1人が準決に繰り上がることになった。山田庸と眞杉は初日3着。松谷だけが2着で、「こんなことがあるんですね」。欠場も考えた開催での準決進出でもあり、目を丸くした。この強運なら、6年前の武雄でのこの大会以来となる2度目のビッグ決勝も夢ではない。
▼11R(松谷秀幸)2021年から南関の仲間となった同期・深谷マークなら3着以内も十分。7―2=159、19―179―2。
▼4R(武藤龍生)山岸は年下の武藤を心の底から信頼。必ず仕掛けるはずで、武藤にもチャンスが生まれる。5―179―179、19―5―179。