【青森競輪・GⅡ共同通信社杯】清水裕友の理解を超えた、古性優作の離れ業

清水裕友が2予Aで、戸惑いながらも番手から抜け出して勝利。ダービー、オールスターに続く今年3度目のビッグ優出に近づいた。
その12Rは3分戦。前を任せた島川将貴が赤板ダッシュで、前受けの眞杉匠を叩いて先行。眞杉と古性優作の中団並走となったが、古性が終HSで外を踏み上げて清水に迫った。清水は1半で、待ってましたとばかりに外へとブロック。「古性さんは止まったと思った」。だが古性はすぐさま自転車を下げて2角では清水の内に潜り込み、今度は内から並走する芸当。「理解に苦しんだ。さっき外で止めた人が内にいた」と困惑しながらタテに踏んだ。
その並走を踏み勝って1着ゴール。「最後は(後位に入った古性に)食われるかと思ったが、粘り込めた。自転車にはもう迷いはない。初日より良かった」と好感触。現在賞金ランク7位。決勝に進んで完走すれば少なくとも6位の脇本雄太を上回る。準決を勝ち抜いて、2年ぶりのグランプリへと突き進む。