【青森競輪・GⅡ共同通信社杯】佐々木豪 先輩を追いかけ手にしたビッグ初決勝
109期の佐々木豪が、悲願のビッグ決勝進出(単発ヤンググランプリを除く)を果たした。準決12R、単騎捲りで人気の新山響平をのみ込んだ。「3日目は捲りが決まっていた。我慢して、捲りが出せるところがあったらいこうと思った。隊列が短くなったところを行けた」と一撃に懸けて、勝負に勝った。
ヤンググランプリや松山記念を制した松本貴治より1年先にデビューしたが、学年は二つ下。「松本さんに追い付こうと思って頑張っていたけど、グレードレースでなかなか結果が残せず悩んだ時期が多かった」。184センチの恵まれた体格ですぐに頭角を現したが、これまでビッグレースでは初日敗退がほとんど。だが今回は「ここに来る前も松本さんと一緒に練習して、気持ちを高めてきた」といい準備で臨んだ手応えがあった。
松本も「練習ですごく強かった。レースでもそれが出せている。今回の佐々木君は仕上がっていますよ」と舌を巻くほどの出来。最終日の最終レース、未完の大器がいよいよ、大きな仕事を成し遂げるかもしれない。
