開幕戦は吉岡詩織が会心捲りで勝利 ミッドナイトF2 【小倉】
小倉競輪のF2ミッドナイトが5日に開幕し、1Rは吉岡詩織が大本命の小林莉子に差させない2角3番手捲りで快勝した。「まさか、まさか、本当にまさかですよ」。初手から小林莉にピタリとマークされていたが、直線でかわされることはなかった。「道中で動きがなかったし、遅めの、自分の仕掛けたいところで行けた。それが大きかったですね」。展開の助けを勝因に挙げたとはいえ、初代GP女王に勝ち切ったのは紛れのない事実で「やっぱり自信になりますね」。最高の走り初めを終え、晴れやかな笑顔がはじけた。
<各レースの見どころ>
(1R)初日に吉岡を差せなかった小林が今度こそ。もちろん気分を良くしている吉岡の連勝も十分。
【3連単】内枠両者の一騎打ちで1=2―36。
(2R)予選1の小林は内を切り抜けるテクニック走法からの捲り一撃。ガールズケイリンに専念する今年はさらなる進化が見られるかも? 2、3着は吉村か永塚で順当。
【3連単】小林から1―23―23。
(3R)自力上位の三好で大丈夫とみたが、伊藤をすいすい逃がすと波乱もある。
【3連単】三好から1―2―35。伊藤の逃げは4―136―136。
(4R)何でもやるとキッパリの宮崎を軸視も、伊藤や平川も展開ひとつで小差。
【3連単】宮崎の底力を信頼で1―27―2347。
(5R)山崎の逃げ一車。マーク永田は切り込みを阻止して追走する。
【3連単】山崎の連は不動で1―2―3。単騎勢のかき乱しで2着がズレると1―36―3456。
(6R)お疲れムードの玉村だが、それでも元気を振り絞って駆ける想定で大瀬戸の単。
【3連単】大瀬戸からズブズブで1―2―35。
(7R)原田亮に真っ向勝負を挑んだ利根は好調。岡田、栗本も弱くはないが、現在の利根ならひとひねりできる。
【3連単】利根が本命で2―2―137。
(8R)初日に差し切って当地4連勝の地元・名川が止まらない。自分だけのレースになりがちな梅崎をうまくリードして首位。
【3連単】名川から2―6―137、2―7―136。
(9R)原田は結果こそ6着だが、緩めていない利根を無理やりに叩き切るパワーはさすがだった。信頼の一手。
【3連単】原田のパワーが断然で1―6―23、1―2―36。