【武雄競輪(モーニング)FⅡ】丸林駿太が待望のデビュー初勝利を達成
<記者コラム・森川和也の追走一杯>
開幕1Rは丸林駿太が先行逃げ切り。7月の本デビューから11走目にして待望の初白星を手にした。8月奈良の初日に転倒した影響で頭痛が続き、2場所の出走を回避。だが1カ月半ぶりの実戦となったこのレースでは、前受けから敢然と突っ張り先行。頭部打撲の影響を感じさせない快走で、ゴールまで力強く踏み切った。
「野見(泰要)さんが抑えてくるところで突っ張って、そこからは必死に踏みました。最後は直線が長くて苦しかったけど、何とか粘り込むことができました」。休んでいた間に同期たちがどんどん活躍。焦る気持ちがないといえばうそになるが、そこは自分の弱点克服に時間を費やした。「走りに行けなかった期間にクランクを調整して、踏み込むときの脚の入りが良くなった。それでS取りに自信がつきました」。号砲とともに飛び出し、先行職人として名高い野見に全くレースをさせない見事な完封劇だった。▼準決6Rは、ようやくプロとしてのスタートラインに立った丸林が同期のライバル・保田浩輔に牙をむく。1=5―34、1―3―5。
▼8R(中山遼太郎)まだまだレースの組み立てが激甘だが「脚力自体は(上位と)そんなに変わらないことが分かってきた」。ここは即席でラインを組む野村に作戦を立ててもらって波乱を演出する。6=5―17、5―17―6。