競輪

【武雄競輪(モーニング)FⅡ】ビッグ常連だった有賀高士はまだまだ頑張るぴょん

<記者コラム・森川和也の追走一杯>

 かつて「が~んば~るぴょ~ん!!」の名せりふと、落車を恐れないガッツある突っ込みでビッグレース戦線を賑わせた有賀高士が、前回前橋で3連勝。2013年7月の川崎S級戦以来となる10年ぶりのVを飾るなど、初めて走るチャレンジ戦で奮闘している。
 6年前までGⅠに出走していた強豪は、2年前に左大腿頸部骨折で1年間の戦線離脱すると、徐々に状態を戻していた昨年12月、期末の最終戦で痛恨の失格。このダブルパンチで最下層ランクに転落してしまったのだった。
前橋の優勝は今回参加している泉谷元樹の捲りを追い、4角手前から内を鮮やかに抜け出したもの。今まで培ってきたテクニックを発揮した会心のVにも「たまたまです。番組と展開のおかげ」と謙虚だったが、「調子は成績を見てもらった通りで悪くない。A1に戻る来期に向けて、一生懸命にできることをやっていきますよ」と、百戦錬磨のベテランは気合をみなぎらせていた。
▼9R(西徹)目標の井上嵩が「前回は3日間ともバックを取って、着以上に走れた。今は先行して戻していくしかないし、今回もまた同じように頑張る」と頼もしい。番手から前に踏んで3=7―4、5―2=3。
▼6R(日浅保幸)前期から成績を6点も上げ、4年ぶりのA1が見えてきた。7―3―124、7―1=4。
 

前回前橋で10年ぶりの優勝を飾った有賀高士

 

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