競輪

【松戸競輪(ナイター)GⅠオールガールズクラシック】日野未来「心の地元」で快勝

初日8Rを逃げ切った日野未来

 初日8R、日野未来が突っ張り先行で押し切って準決へと勝ち上がった。吉岡詩織のカマシや村田奈穂の捲りに合わせ切り、小林優香に何もさせることなくゴール。「自分で踏み込む練習をして仕上げてきた」と胸を大きく張った。

 「自分では自信がないけれど、周りの選手にはもっと自信を持って走ったらいいと言われて来ました」。久留米での練習では、児玉碧衣も舌を巻くほどのタイムを出した。22年6月の当地4日制大会では、児玉碧衣を決勝で破ってのV。競輪学校時代は記録会でゴールデンキャップを獲得した好素材が、いよいよ本格化してきた。

 松戸競輪は、アイドル時代に動画出演などの仕事をしていた場所。「心の地元です」と話すように、ガールズへの転身を決心させてくれたところでもある。「優勝することを思って練習してきた」。現在の競輪のCMキャッチフレーズは〝こんなスポーツ、他にないだろ?〟。プロ野球やJリーグから転身した選手の活躍を描いている。スポーツ選手どころか、アイドルから頂点に立つことさえ予感させる日野のGⅠ初勝利だった。

 ▼11R(日野未来) アジア最強の佐藤水菜を破るとすれば日野。3―4=全。

 ▼2R(奈良岡彩子) 刈込、熊谷の先手争いが過熱すれば、内枠から後位で脚をためる奈良岡に勝機到来。1年半ぶりの勝利で通算100勝達成へ。2―456―3456、2―5―7。

日野未来(左)と初日5R2着の日野友葵の「ダブル日野」で〝だっちゅーの〟ポーズ

 

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