【松戸競輪（ナイター）GⅠオールガールズクラシック】那須萌美は宮崎競輪界の盛り上げ役

　初日7R、那須萌美が猛然と追い込んで勝利。予選組では準決へ一番乗りを果たした。「届くと思っていなかった」と、直線の短い松戸で前にいた3車をまとめて差した追い込みに、信じられないといった表情。「自分が思っているより調子がいいですね」と笑顔を見せた。

　もともと追走には高い能力を発揮していたが、「最近はマークするだけでなく、追い込んでの差しの決まり手が増えている。オッズを見ても、1着で売れることが増えてきました」とタテに追い込む力が付いたことは自認している。今回も白星発進で、「パールカップで決勝を経験したし、またGⅠ決勝に乗りたいと思った」と、準決勝突破へ意気込む。

　先月、松浦悠士とともにサテライト宮崎でのトークショーに出席。「走る前のオッズを見て『何でこんなに自分が売れているんだろうな、といつも思う』というところなんか、同感できましたね」。さらには「松浦さんのサービス精神はすごいなと思った。骨折してもお客さんの子どもを抱き上げて写真撮影に応じていました」と、競輪場のない宮崎県でのファンサービスに感謝。「自分も宮崎での競輪人気のために、できることをやらないといけませんね。サテライト宮崎ではパールカップ決勝がかなり盛り上がったと聞いていますし」。決勝に勝ち上がり、そこで好走することが、宮崎の競輪人気への何よりの貢献になることは十分に分かっている。